子持ちペダル

横浜市在住のロードバイク乗り。仕事と子育てと趣味をいい感じにできたら

BMX車でのバニーホップ練習

BMXを手に入れてから三か月ほど経ちました。

普通に通勤で使っており、その行き帰りで練習しているのですが、これが楽しくてしょうがないです。

完成車からサドルとシートポストを交換し、サドルを目一杯高くしています。職場までは片道約7km、30分ほどのサイクリングですが、全く苦ではなく楽しく走れています。

 

どうやら初心者が身に付けるべきBMXの技術は、

バニーホップ(ジャンプ)

マニュアル(漕がないウィリー)

フェイキー(後ろ向きで走る)

になるみたいですが、やはりジャンプを出来るようになりたくて、バニーホップに一番時間をかけています。

 

詳しく解説している動画はたくさんありますが、中でも下記の二つが僕には分かりやすかったです。

 


福島 滉平の初心者向け BMXトリック講座 / HOW TO【BUNNY HOP /バニーホップ】

 


『バニーホップ』How To BMX 初級編

 

バニーホップはシクロクロス車で練習してきましたが、『①フロントアップ+②リアアップ』で成り立ちます。

シクロクロス車で全く出来なかった「①フロントアップ」がBMXだと簡単にできます。これができる前提で、如何にリアを合わせていくか、何回も反復練習を行い、それっぽくなってきたような気がしています。 

 

練習開始から約一か月後。体の動きはそれっぽい。リアがちょこっとだけ浮きました

 

約二か月。動画は何回も撮影した中の一番良いものですが(つまり成功率は低い)、ささやかながらもバニーホップになっているような。

 

 
 
 
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バニーホップ着地失敗。いたたた😢やっぱり今日はロードで湘南国際村に行けば良かったかしら

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約三か月。伸び上がる際に太ももをハンドルを当てるのがコツらしいのですが、まだできません。これは見事に着地に失敗して痛かった。

 

残念なのはシクロクロス車ではいまだに全く出来ずフロントが上がらないこと。ポジションを変えないと無理なのかな?

 

まずは基本となる技術を繰り返し練習して身体に覚え込ませるところからだけど、あちこちの動画を観るとトライしてみたいトリックが沢山あります。

 

というわけで、ロードもシクロクロスも楽しいですが、BMXもめちゃくちゃ楽しいです。今はちょっとずつでも練習した分だけ上達します。

これがロードやシクロクロスに活きるかは謎ですが、興味のある人がいたら何でも聞いてください!

BMXを買いました

『好きにすればいいんじゃない』

この言葉で数週間を乗り切りました。

 

GWが明け令和になり、すっかりロードバイクのシーズンなりました。毎日更新されるSNS空間でのライド自慢。ですが残念なことに僕の住んでいる子育て暗黒大陸では、休みの日に走りに行けるのは都市伝説となっています。

 

「抱っこ重いんです」→

『お父さま、お子さんを抱っこしてあげれるのは今だけなんですよ』

「娘がギャン泣きしてキツいんです」→

『お父さま、今だけです。お嬢様が年頃になると話す機会が減ってきて、その泣き声が懐かしくなりますよ』

「休みの日くらいチャリで走りに行きたいんです」→

『お父さま、お子様の毎日の成長を間近に見られる特等席にいるんですよ。なぜその席を離れようとなさるのですか』

 

そんななか、妻と『おれ新しいチャリが欲しいんだけど』と交渉の結果、前述の許可を得ました。

そう。BMXを買いました。

 

右も左も分からない。詳しい人は周りにいない。でも欲しい、やってみたい。僕はいつもこのパターンです。

 

購入したのは世田谷の名店、ネモトワークスさん(旧BMX RIO)さんです。

www.nemotoworks.net

 

息子の自転車を検討していたときに相談に乗って頂き(その時は残念ながら在庫がなかったのだけど)、自分のBMXはここで買おうと決めていました。

 

⚫要件

・バニーホップやマニュアルの練習ができる

・息子とサイクリングに行ける

・新横浜やうみかぜ公園といったパークで走れる

・スマイルバイクパークなどダートで走れる

・通勤で走れる

どのくらい自走できるものなのかは謎ですが、まずはこのくらいシンプルな要件で。

 

⚫候補

なにせ初心者なのでルックスが気に入れば何でも良く、知っているメーカーも息子と同じダーカスワン、そしてHARO、cult、Sunday、WeThePeople、Mongouseくらい。

 

幾つか候補を挙げて相談したところ、やはりジオメトリが最重要とのこと。

結果、FIEND Type-O+(TYPE O+ 2019 | Fiend BMX)をお勧めして頂きました。

 


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久しぶりの新しい自転車。嬉しい。

写真だとかなりブラックカラーですが、実物はあずき色です。

見た目もなかなか格好良い。ロードバイクとは違った美しさがあるような。

 

第一印象は、ハンドル幅が広いのとタイヤが太い(2.4インチ=約6cm)ので「小さい自転車」という感じはあまりしません。そして重いです。約12kg。

 

ポジションもあまりにロードと違いますが、片道7~8kmほどの通勤なら大丈夫そうです。サドルの角度だけは辛いので何か考えます。

 

簡単に前輪が浮くので、こいつを自由自在に操れたらどんなに楽しいだろうか、どんな面白いことがあるのかワクワクします。

 

というわけで、ますますロードバイク的活動から離れてしまいました。

ロード→シクロクロス→BMXと来てしまいましたが、子供にロードの方に来てもらうより、自分がBMXの方に行ったほうが楽しいんじゃないかと思ってます。

パークやダートに興味がある人がいたら一緒に走りましょう!

ロードロBBQ

所属しているクラブ・ロードロのBBQに参加してきました。大人30名、子供10名ほどの大規模なBBQです。


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僕は幽霊部員になってしまったので、チームメンバーに会うのはほぼ一年ぶり。去年のBBQ以来です。ライド至っては2年ほど参加していないのですが、楽しかった。

 

今回の目的はまず娘をロードロのおじいちゃん達兄貴や先輩に抱っこしてもらうこと。


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オキタクさんからなんとか逃れようとする1歳児。色んな人に可愛い可愛い言ってもらい有難いです。残念ながらはんぎょどんパイセンは不参加だったので次回持ち越しとなりました。

 


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息子は水鉄砲を借してもらって他の子供たちとびしょ濡れになっていました。

 

そして軍曹とのバイクコントロール/フロントアップ練。

先日インスタでバニーホップができないと呟いたら、『トシモスさん、なんだよあれ。全然上がってないじゃん!』とかなり熱心な指導がが。これは地獄の練習になり息子の前でスパルタ指導か、笛を吹かれるか、と思ったら、僕も軍曹も結構酔ってて自転車に乗るのは危ない。実技はちょっとだけで終わりました。

 

座学ではやっぱり縁石などの上を落ちないように走る練習など、普段からバイクの軸を感じてコントロールするのが大事ではないか、とのアドバイス

 

確かに弱虫ペダルの前田選手も近いことを言っていて、スタンディングや真っ直ぐに走る、といった地味な練習をちゃんとやるのがバニーホップの近道のような気がします。

cyclist.sanspo.com

 

腕で上にあげない、バイクは前に送り出す。理屈はわかるのだけどなかなか難しい。

そして軍曹のバイク(小径車)だと簡単にフロントが上がり、まくることが出来ました(個人的にはこれを確認出来たのが大きな収穫)。

やはりこのままシクロクロス車で練習するより、タイヤ系が小さくホイールベースの短いバイクを買って、バニーホップの練習をした方が良いのかもしれません。

 

そしてそして、フロントが上がってまくれるところを目撃した息子が、

『見てみて!僕のお父さんすごいよ!』と言ったのを聞き逃さなかった。こんなことで喜んでくれるんだと嬉しくなりました。

 

ということで次回のBBQまでにバニーホップできるようになり、農園で披露します。

目標は一本橋の飛び越えです。

期限、具体的な到達点は宣言しました。後は練習!

 

シクロクロス車でのバニーホップ練習

去年の夏くらいからバニーホップを練習しています。 

まずは以下の動画を。


Secrets Of The Bunny Hop With Belgian Cyclocross Pro Tom Meeusen

 

めちゃくちゃ格好いいです。速くて美しい。これが理想の姿。このくらい自転車を操れたらどんなに楽しいだろうか。そしてこれを子供に見せたらどんなに喜んでくれるだろうか。

 

 ■How To

『バニーホップ』で検索するとBMXやMTBばかりヒットしますが、その中でたまたま見つけたロードでのHow To。


How To Bunny Hop A Bike | GCN's Pro Cycling Tips

 

基本は①フロントアップ+②リアアップとなるそうです。

この時「①フロントアップ(あるいはフロントリフト)」はウィリーのようにペダルを踏みこむのではなく、荷重移動だけでフロントを上げるらしいのですが、これが全くもってできない。。

 

 

 

 

また弱虫ペダルの前田選手のツイッター

うーん格好いい。上手な人がラフにやってる感じですね。

 

でも全然できない。

結構まじめに練習したのですが、全く出来ない。

けれど出来るようになりたいなら練習するしかない。

と困っていたら、昨年12月のバイクロアでツバグラさんのバニーホップスクールががが!

MTB(マウンテンバイク)チーム TUBAGRA ツバグラ | 秋ヶ瀬の森バイクロア8【バニーホップ・ジャンプ講習会】

ここで教えて頂いたことはかなり参考になり、それに加えて自分なりにやり方を整理してひたすら繰り返して練習しました。

 

そうするうちに昨年末にSSCXの腰山選手がクリスマスプレゼントを!神動画をアップされました。

vh-lg.com

 

以下、練習方法を整理しました。

■練習ステップ

フラットペダルに付け替えて、サドルは少し低めの方がやりやすいと思います。

またハンドルの握り方ですが、ブラケットを握った方が肩幅の分だけ安定し、バーを握った方が身体からの距離が近くなるのでやりやすくなります。

一長一短ですが、僕はブラケットを握った方がやり易く感じました。

またフロントアップした際には着地に注意が必要です。ちゃんと肘を曲げて腕で衝撃を吸収しないと手首等を痛めますし、車体にもダメージが来ます。無理をしないで丁寧に動作を繰り返す事が大切だと思います。

 

ステップ①フロントホッピングの感覚をつかむ

ゆっくり走りながら、ペダル越しに地面を押し、地面からの反動を利用して伸び上がろうとします。この時ペダルに過重していると、地面から反動でくる上がろうとする力を体重で殺してしまうので、地面を押した後にちゃんと抜重します。

うまくいくとほんの1~2㎝だけフロントタイヤが浮きます。

 

ステップ②リアホッピングの感覚をつかむ

これまたゆっくり走りながら前方に荷重移動するとリアが浮きます。

この時、バイクのフロントタイヤは地面に接地し、ハンドルを軸にして荷重移動すると、バイクはフロントタイヤを軸にし回転移動しリアタイヤが浮きます。ペダルを後ろに押してやるとより高くリアタイヤが浮きます。

 

➂フロントアップ

体重を前から後ろに移動し、その勢いでフロントを上げます。

プチマニュアルとでも言えばいいでしょうか、フロントタイヤを上げて、その間リアタイヤだけで進めるようになる必要があります。

頭を前から後ろに持っていく。腕はまっすぐ、背中/腰で引く。ペダルを前に押し出す。(足で地面の方向に踏ん張っちゃうとフロントは上がりません。)この時のコツは諸説あるようです。

 

④フロントアップ後にリアアップ

「フロントを上げる→腰が後ろに行っているので、ここから立ち上がる(伸び上がる)→ハンドル押すことでハンドルを軸にバイクが移動(少しだけ前の方へ回転運動)→リアが上がる」をやります。

 

文章で書くとこのような感じですが、これが難しい。本当に難しく未だに上手く出来ません。

 

荷重移動のタイミングや力加減が分からず試行錯誤しているときに、まずは何とかフロントを上げようと思い、ウィリーのようにペダルを踏み込んでみようともしました。

こんな動画もありました。

 
 
 
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これまた恰好いいですね。

ピストで脚を回しながらなんて信じられないしギア比やスピードなど条件が一致しないと難しそうですが、さらりとこなして素敵。

この場合も上の腰山選手と体の動きが同じです。

 

■結果

ちょっとだけ浮いた頃。ツバグラの講習から10日後くらいでしょうか。

フロントアップ後にハンドルをいい感じで押すとリアが上がるのは何となく分かってきたけど、フロントアップとリアアップがほぼ同時で、お尻が後ろに下がったままで上に伸び上がれていないです。

 

 
 
 
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3ヶ月くらい練習しているけど、まるで成長していない。。何か根本的に間違っている気が😑

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その後です。残念です。まるで成長していない。

フロントが上がる前に(後ろに荷重移動する前に)上方向に伸びてしまっています。いわゆるホッピングという動き。これだとタイヤが少し浮くだけで、高さも距離もでません。

 

という感じで、バニホと言えるようになるにはまだしばらく時間がかかりそうです。

 

 

■(参考)バニーホップでフォークを折らないか?

練習にあたってバイクへのダメージ、特にフロントフォークが心配です。そこでメーカー(ENVE)に質問してみました。

まずは現行製品のディスクブレーキ用のフォークに関して『バニーホップしても大丈夫?壊れたりしない?』とラフに質問したら。。

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なんて頼もしい。

『300lbs(136㎏)のライダーがトレイルでジャンプする』品質評価が非常に気になりますが、力強くcanと言ってくれました。

 

ついでに僕の所有するカンチ用のフォーク(僕のmudmanはカンチモデル)についても質問したところ。。

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フォークだけでなくフレームの材質は?ホイールは?などなどテスト条件は多岐に渡ると思うのですが、これだけメーカーが力強く回答してくれると心強いです。

 

という訳で、とりあえず『CX車でバニーホップは練習できる(おそらくロードバイクでも)』です。

ただし、この後ちゃんと荷重移動が出来るようになり、バイクが浮くようになって、さらに実戦レベルに到達できるかは不明です。

 

またフォークだけでなくホイールを含め車体へのダメージは気になりますし、BMXやMTBを買って練習した方が良いかな、と思いはじめました。

 

といった感じです。壁にぶつかってしまったため一度文章にまとめてみました。バニーホップが得意の人、是非教えて下さい!

 

春の異音対策

4月になり子供がそれぞれ進級しました。

下の娘は認可外の保育園から横浜市認可の保育園に移り、慣れないため毎日大泣きしてます。つられてか上の息子もちょっとナイーブ。そんな中、このところ異音で悩んでいました。

(要はこのところはカッティングステッカーのデザインを考えながら、ピストに変えてみたり、あれ異音がするな?と悩んでいたりしていました)

 

自転車と異音は切り離せなく、今までもCAAD10でBB30の異音や、フロントダブルだったときにチェーンリング周りの異音で悩まされました。

 

今回の発生は2ヶ所で以下になります。

①登り坂で前輪/ハンドル付近から軋む音。

②タイミングは不定期で後輪/クランク付近から小さなカチカチ音。『カッ・・チ・・カッ・・チ・・』といった感じ。

 

①はフロントホイールを交換して切り分けを行い、結局ステムのグリスアップや締め直しで解決。

②がなかなか特定出来ず困りました。

 

発生タイミングが良く分からず、普通に平地を走っていても音がします。

というか気になってくるとバイクの異音なのか、砂を踏んで音がするのか良く分からなくなってきます。

 

座っていても立ちこぎでも音がすることを確認し、

ペダルを交換し、

後輪はフリー/固定の両方試して切り分け作業を。

その際にチェーンを外した状態でクランクを回しても角度/力の入れ方によって音がすることに気が付きました。

 

クランクを抜きグリスアップして再度トライしたら、だいぶ頻度は下がったけど登り坂でまだ音がします。といなると後はBBと特定。こいつを見てみよう。

(と書くと簡単ですが、夜中の2時頃にグリスアップして、良くなったかを外に出て確認して、というのが気の滅入る作業でした)



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ROTORのBB。(ROTOR BSA30

ダストシールが見たことのない感じです。普通は樹脂製で、つまりブルー一色だと思うのですが、これは樹脂と樹脂の間に銀色の部分があります。

 

シールを上手く剥がせなそうだったので、近所のショップに持ち込み相談してみました。

すると、一件目に行ったところでは、

「ウチはBBのグリスアップは行わない。工具も無い。BBは全て交換対応」とのこと。

マジか。お店の方針なので別に構わないのですが、ロードバイクを扱っているお店でそんなことを言われるとは思わなかった。

 

二件目に行ったところでは、

「このシールは初めて見る。おそらく銀色の部分は補強のための部材だろうが、剥がす際に傷つけてしまうかも。また触った感じベアリングは大分だめになっていそうなので、BBごと交換した方が労力を考えるとリーズナブルかも」とのこと。

 

なるほど。

最悪はBBを交換すれば良いので、まずは自分で開いて見てみよう。


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とりあえず裁縫用の針でシールを剥がしました。

シールはショップの見立て通り、樹脂の間に銀色の部材があるだけ。

そして中は真っ黒。グッチャグチャ。こいつを綺麗にしました。

 

すると、


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!?

あれ、ベアリングのボールが並んでいることを期待したら、ベアリングのカバーが。BBってそういうもの??

そしてこいつを剥がすことは出来なかった。


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結果、取り敢えずグリスを埋めてお茶を濁すことに。

 

ですが、これで異音はかなり治まりました。

まだなんとなく音がするような気のせいのような、神経質になってしまい良くわからなくなってきましたが、ここで一度休憩。

再度クランク抜いて作業するのは面倒なので取り敢えず新しいBBの購入はペンディングにします。

 

確か今のBBで2年半くらい、1万㎞ちょい位走っていると思うので交換しても良いのですが、なにせROTORのBBは9000円くらいします。

シマノはこの半額以下だった気がするのでどうしても割高感が。

と思うと、やはりなるべくシマノのパーツの方がメンテの際にドキュメントが手に入りやすかったり、費用面でもメリットがあるなと再確認しました。

 

という内容。

今年に入ってからずっと機材メンテをしているような気がします。そろそろそれ以外の記事を書いてみたい。

ペイントワークとカッティングシート

僕のmudman、気に入ってはいるのだけどあまりにも地味で、なんとか出来ないかとずっと考えています。


インスタには格好良いバイクが沢山あり、その中で特に素敵だなと思ったのがこれ。

 
 
 
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"Loving this bike! The harder you ride it the more it gives you!" Thanks for the pic @nhstillwell #hellachuffed !

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SpeedVagenのブランド名とロゴが恰好いいから成り立っているデザインですが、特にカタカナが混じっているのが堪らない。

これをパクる、もとい良い感じにオマージュできないかと思い、夜な夜な(あるいは早起きして)イラレでデザインを考えてみました。

 

デザイン案はこんな感じ。『Steel Era Mudman』を崩し一部の文字をカタカナにすることにしました。

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せっかくなのでカタカナ部分を家族の名前から取りました。

 

完成イメージはこんな感じ。

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文字の色をどうしようかいろいろ考えましたが、作業が大変になるしコストも上がるのであまり欲張らずブルーとピンクの二色で。スモールスタートで始めます。

 

⚫やり方

・塗装屋さんにお願い
・Spray.bikeでセルフペイント
・カッティングステッカーを貼る

 

塗装を頼むとその間は乗れないし、セルフペイントはあまりにリスキー。そして何より作業する場所を確保できない。

その結果カッティングステッカーを作ることにしました。

 

お願いしたのは下記のお店です。

csk.finon.jp

デザイン案を何個も送り、沢山見積もりを作って頂きました。

 

そして出来上がったステッカー。特定の色のシートを切り抜いてステッカーとするため単色となり、ブルーとピンクの2枚となります。良い感じの出来です。


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⚫貼り方

文字を使ったデザインのため、ちょっと曲がっていたり、ズレていると目立ってしまいます。基本カッティングステッカーを貼るのは一発勝負で、かつ自転車のフレームは曲面なので『真っ直ぐに貼る』のが難しかったです。

最初、勢いで貼ってみたら失敗したので丁寧に作業を。

 

以下、自分のための備忘録です。

大きな流れとしては、ブルーで全文字を貼り、その後ピンク文字の位置を合わせ、置き換えるブルー文字を剥がし、ピンク文字を貼ります。

 

①ステッカーの両端を水平方向に引っ張りながら、貼り付け位置を決めて行きます。

②転写シートをセロテープでガチガチに固定していきます。

この時、糸をピンと張り文字が真っ直ぐになっているか確認します。

③そして一文字ずつ丁寧に貼りつけていきます。

④ピンク文字を置き換えます。


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このように入念に位置合わせを行うのが、めちゃくちゃ大変でした。

ブルーを貼るだけで3時間ほどかかり疲れてしまい、④ピンク文字の置き換えはうまく位置合わせが出来なそうだったので断念しました。 

 

⚫出来上がり

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相変わらず地味なのですがまあ良い。完成イメージに近く仕上がりました。

文字の色の有無ではなく、もともとの塗装の水色が地味なのだということを再認識。

 

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上から見ると、このような感じに。素晴らしい。

 

元の地はマッド塗装でステッカーは光沢があります。またステッカーには厚みがあるのですが、文字のデザインのせいか、そこはあまり気にならないです。ステッカーの品質はなかなか良く、あとは日常の使用でどのくらい劣化するのか、泥のレースの後で洗車した場合どうなるか、だと思います。

 

既に自分ではアリなのかナシなのか良くわからなくなってしまいましたが、DIYで出来る範囲では頑張ったかな。

デザインをチマチマ作るところから2ヶ月位かかってしまったけど概ね満足です。

春になったし、この自転車で遠くに行きたい!

mudmanをピスト化

トラックコグ(fixed cog)を買いました。

フリーホイールではない(ラチェットが無い)、いわゆるピストバイクのタイヤとペダルが連動して回るアレです(後ろ向きにペダルを回すとタイヤも後ろに回ります)。
これがどんなものなのか、ずっと試してみたかったのです。

 

DYLAN BUFFINGTON from MASH TRANSIT PRODUCTIONS on Vimeo.

 

日本の道路事情や道路交通法と照らし合わせるとムニャムニャですが、楽しそう。

 

なお言葉の定義ですが、僕は以下のように理解しています。(間違っていたら教えてください)

・シングルスピード→変速が無くフロントもリアも歯数は変わらず、フリーホイール

・固定ギア→変速が無くフロントもリアも歯数は変わらず、フリーホイールではない

・SSCX→シングルスピードでのシクロクロス

・トラッククロス→固定ギアでのシクロクロス

今回は固定ギアにしてみた、というお話です。

 

①ギア比

ギア比は2.3を目指します。

トラッククロスをやってみたいと言ったら、ショップの店員さんのお勧めは普段のシングルスピードよりちょい重めとのことでした。

最初にエキセンハブでシングル化した際にチェーン長の調整で大変な思いをしたので、何か机上で検討出来ないか。

 

42×22→1.9○
42×21→2.0○(普段使い)
42×20→2.1×
42×19→2.21?行ける気がする
42×18→2.33?行ける気がする
42×17→2.47?危ない気がする

 

なんと雑な。。○○×を繰り返す、『定期的に駄目な組み合わせパターンが存在する』という仮説です。

 

ですが大当たり。
シングルの42×21と同じチェーン長で、固定ギア42×18でチェーンのテンションを保ち、ブレーキシューの位置も調整できました。

 

②チェーンの厚さ

チェーンには薄歯と厚歯があります。ざっくりとロードのように変速前提のチェーンは薄歯。競輪は厚歯となります。厚歯のコグで薄歯のチェーンは使えないそうなのでこの辺は考えないといけないのですが、トラックコグも薄歯にしました。

 

⚫買ったもの

・トラックコグ White industries track cog

・ロックリング シマノ デュラエース

・工具ロックリング工具

 


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もともとシングルで走る時用のチェーンと固定で走る時用のチェーンを分けて使うと運用を覚悟していたのですが、前述のように同じチェーンを使い回す事ができました。

 

⚫走ってみて

『何だこれ?』というのが第一印象。

ペダルと後輪が連動するということは、前後に動いて後輪を回さないとペダルの位置を変えられないという事です。当たり前のことですが、これが制約になります。

僕は変な癖があるのか、右足が時計で言う『一時の位置』辺りでないと踏み込めなくて、信号待ちからのスタートが結構苦戦します。

また走っている時に常に脚を止めてはダメで、これを忘れて足がペダルに弾かれて転びそうになりました。

 

シングルスピードにする際にディレイラーを取り外した時には、変速するだけでなくチェーンのたるみ調整をしてくれる変速機の機構に気付き、素晴らしい技術だと感動しました。

ですが、そもそもフリーホイールがめちゃくちゃ凄い発明なんですね。自転車を誰でも乗れる乗り物にした、まさに革新的な技術。

 

⚫ピストトリック

取り敢えずスキッドをやってみましたが、なかなか楽しい。

 

ポイントはビンディングでやること。

一般的にはトゥークリップを使うようですが、僕は持っていないのでいつものクランクブラザーズのビンディングを。

そして後輪をロックする時に『後ろ足で踏み込み、前足で引き上げる』と上手くいきます。

また姿勢は前輪過重でステムに腰を付けるイメージでエビ反りです。

ゆるい下り坂がやり易いです。

 

ただし実はギア比に注意があって、ギア比によってはスキッドで後輪を固定した際に常にタイヤの特定の部分が地面と接し、結果すり減ってしまうそうです。

brotures.com

残念ながら42×18はあまりよろしくない、という事を後から知りました。ギア比が割り切れなければ問題ないかと思っていたら、そうでもなかった。

 

また次はバックサークル(後ろ向きにクルクル回るヤツ)をやってみたいけど、思ったより難しそう。スタンディングがちゃんと出来ていないことを思い知りました。

 

といった感じです。

固定ギアがペダリングの向上になるかはよく分からないし、ラチェット音が無いのは寂しいですが、これはこれで楽しい。今のギア比2.3だと10%以上の坂はちょっとキツいけど、時間があったらロングにも行ってみたいです。