シクロクロス車でのバニーホップ練習
去年の夏くらいからバニーホップを練習しています。
まずは以下の動画を。
Secrets Of The Bunny Hop With Belgian Cyclocross Pro Tom Meeusen
めちゃくちゃ格好いいです。速くて美しい。これが理想の姿。このくらい自転車を操れたらどんなに楽しいだろうか。そしてこれを子供に見せたらどんなに喜んでくれるだろうか。
■How To
『バニーホップ』で検索するとBMXやMTBばかりヒットしますが、その中でたまたま見つけたロードでのHow To。
How To Bunny Hop A Bike | GCN's Pro Cycling Tips
基本は①フロントアップ+②リアアップとなるそうです。
この時「①フロントアップ(あるいはフロントリフト)」はウィリーのようにペダルを踏みこむのではなく、荷重移動だけでフロントを上げるらしいのですが、これが全くもってできない。。
荷重移動でフロントを持ち上げる。これが出来ないとバニーホップは出来ないよ〜 pic.twitter.com/PzDj6yU32J
— 前田公平 (@koheyMaeda615) 2018年1月15日
うーん格好いい。上手な人がラフにやってる感じですね。
でも全然できない。
結構まじめに練習したのですが、全く出来ない。
けれど出来るようになりたいなら練習するしかない。
と困っていたら、昨年12月のバイクロアでツバグラさんのバニーホップスクールががが!
MTB(マウンテンバイク)チーム TUBAGRA ツバグラ | 秋ヶ瀬の森バイクロア8【バニーホップ・ジャンプ講習会】
ここで教えて頂いたことはかなり参考になり、それに加えて自分なりにやり方を整理してひたすら繰り返して練習しました。
そうするうちに昨年末にSSCXの腰山選手がクリスマスプレゼントを!神動画をアップされました。
以下、練習方法を整理しました。
■練習ステップ
フラットペダルに付け替えて、サドルは少し低めの方がやりやすいと思います。
またハンドルの握り方ですが、ブラケットを握った方が肩幅の分だけ安定し、バーを握った方が身体からの距離が近くなるのでやりやすくなります。
一長一短ですが、僕はブラケットを握った方がやり易く感じました。
またフロントアップした際には着地に注意が必要です。ちゃんと肘を曲げて腕で衝撃を吸収しないと手首等を痛めますし、車体にもダメージが来ます。無理をしないで丁寧に動作を繰り返す事が大切だと思います。
ステップ①フロントホッピングの感覚をつかむ
ゆっくり走りながら、ペダル越しに地面を押し、地面からの反動を利用して伸び上がろうとします。この時ペダルに過重していると、地面から反動でくる上がろうとする力を体重で殺してしまうので、地面を押した後にちゃんと抜重します。
うまくいくとほんの1~2㎝だけフロントタイヤが浮きます。
ステップ②リアホッピングの感覚をつかむ
これまたゆっくり走りながら前方に荷重移動するとリアが浮きます。
この時、バイクのフロントタイヤは地面に接地し、ハンドルを軸にして荷重移動すると、バイクはフロントタイヤを軸にし回転移動しリアタイヤが浮きます。ペダルを後ろに押してやるとより高くリアタイヤが浮きます。
➂フロントアップ
体重を前から後ろに移動し、その勢いでフロントを上げます。
プチマニュアルとでも言えばいいでしょうか、フロントタイヤを上げて、その間リアタイヤだけで進めるようになる必要があります。
頭を前から後ろに持っていく。腕はまっすぐ、背中/腰で引く。ペダルを前に押し出す。(足で地面の方向に踏ん張っちゃうとフロントは上がりません。)この時のコツは諸説あるようです。
④フロントアップ後にリアアップ
「フロントを上げる→腰が後ろに行っているので、ここから立ち上がる(伸び上がる)→ハンドル押すことでハンドルを軸にバイクが移動(少しだけ前の方へ回転運動)→リアが上がる」をやります。
文章で書くとこのような感じですが、これが難しい。本当に難しく未だに上手く出来ません。
荷重移動のタイミングや力加減が分からず試行錯誤しているときに、まずは何とかフロントを上げようと思い、ウィリーのようにペダルを踏み込んでみようともしました。
こんな動画もありました。
これまた恰好いいですね。
ピストで脚を回しながらなんて信じられないしギア比やスピードなど条件が一致しないと難しそうですが、さらりとこなして素敵。
この場合も上の腰山選手と体の動きが同じです。
■結果
ちょっとだけ浮いた頃。ツバグラの講習から10日後くらいでしょうか。
フロントアップ後にハンドルをいい感じで押すとリアが上がるのは何となく分かってきたけど、フロントアップとリアアップがほぼ同時で、お尻が後ろに下がったままで上に伸び上がれていないです。
その後です。残念です。まるで成長していない。
フロントが上がる前に(後ろに荷重移動する前に)上方向に伸びてしまっています。いわゆるホッピングという動き。これだとタイヤが少し浮くだけで、高さも距離もでません。
という感じで、バニホと言えるようになるにはまだしばらく時間がかかりそうです。
■(参考)バニーホップでフォークを折らないか?
練習にあたってバイクへのダメージ、特にフロントフォークが心配です。そこでメーカー(ENVE)に質問してみました。
まずは現行製品のディスクブレーキ用のフォークに関して『バニーホップしても大丈夫?壊れたりしない?』とラフに質問したら。。
なんて頼もしい。
『300lbs(136㎏)のライダーがトレイルでジャンプする』品質評価が非常に気になりますが、力強くcanと言ってくれました。
ついでに僕の所有するカンチ用のフォーク(僕のmudmanはカンチモデル)についても質問したところ。。
フォークだけでなくフレームの材質は?ホイールは?などなどテスト条件は多岐に渡ると思うのですが、これだけメーカーが力強く回答してくれると心強いです。
という訳で、とりあえず『CX車でバニーホップは練習できる(おそらくロードバイクでも)』です。
ただし、この後ちゃんと荷重移動が出来るようになり、バイクが浮くようになって、さらに実戦レベルに到達できるかは不明です。
またフォークだけでなくホイールを含め車体へのダメージは気になりますし、BMXやMTBを買って練習した方が良いかな、と思いはじめました。
といった感じです。壁にぶつかってしまったため一度文章にまとめてみました。バニーホップが得意の人、是非教えて下さい!