子持ちペダル

横浜市在住のロードバイク乗り。仕事と子育てと趣味をいい感じにできたら

雨とカンチ

先日、大雨の中をCX車で走った際にブレーキが利かなくて恐い思いをしました。
ショップの店長にカンチは雨だと利かない、と聞いていたので逆プラシーボ効果かもしれないのですが。。
そこでちょっと調べてみました。

カンチブレーキといっても、ホイールはキャリパーブレーキと互換性があり、僕は何の問題もなくレーシングゼロを使っています。
ブレーキシューも同じ(R55C3)です。

では何が違うかと言うと、クイックリリースが無く、デカい32Cのタイヤを取り外す為にリムとシューの間隔が広くなり、そのためブレーキの引きしろが非常に長くなっています。

この為、ウェットなコンディションだとかなり強くブレーキをかけないと制動せず、また異物も挟まり易く、結果ブレーキが効きにくいのでは。
またブレーキ自体にはアジャスターが無いため、シューが磨り減った際に小まめな調整が出来ないです。


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カンチブレーキ。アルテ相当。
(左右のブレーキが各々一点で固定されていて、ワイヤーで引っ張り駆動させるというシンプルな構造です。そもそも力学的にどうなの、という懸念があるのだけど、ここでは除外してます。)
一応ケーブルハンガーにアジャスターを付けて貰っています。

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アジャスターとクイックリリースがあります。
プロは長い距離を走るため、リムとシューの間隔をギリギリで調整し、レーススタート時はクイックリリースを緩め、後半シューが減るのに従い、クイックリリースを締めるそうです。

こう書くと、もうちょっと調整をすれば問題無いような気もしてきました。道具も大切だけど、天候を良く見てどう走るかがより大事なのでしょう。

(※因みに雨に強いというディスクブレーキは、UCIが『パリ〜ルーベ』の落車を受けてロードレースでの導入テストを停止したため、また様子見になってきました。)


とは言え、雨の中100km走った経験は少し自信に繋がったような気がします。こうやって通勤やライド時に降られて、実際に雨の中を走ることで、言葉に出来る事も出来ない事も自分の中に蓄積していくのでしょうか。