チェーンリング問題はシンシアの良い仕事のおかげで決着
しばらく悩んでいた下記のチェーンリング問題、一応終着しました。
●問題
僕の自転車はシクロクロス車をエキセンハブでピスト化しているマニアック仕様。
使用しているROTORクランクはチェーンリングボルトの雌ネジが切ってあるため、純正のボルト(雄ネジ)しか使えない。
そしてROTORのお家芸である楕円チェーンリングはシングルスピード/固定ギアではNGのため真円のチェーンリングが必要でwolftoothを使用中。
ただし純正のボルトは長さが短いため、wolftoothのチェーンリングを正しく固定出来ない。(ボルトのネジ山を2~3山しか喰わない)
このためスキッドをしているとチェーンリングに負荷がかかりボルトが緩んでしまうという、マニアックすぎる問題です。
前回の記事で、純正のボルトがいつの間にか外れて無くしてしまったので、サードパーティーのボルトをオス/メスを入れ替えて試したところ以下のようになってしまいました。
残念です。
でも本当に困った。
純正のボルト+チェーンリングなら問題は無いのだろうけど、その場合は楕円のチェーンリングとなるためピスト化/シングル化はNG。
ギアードに戻すとなると、ホイールがロード用のしかないためシクロクロスが出来ない。
かといって今の「ROTORクランク+wolftooth」では、純正ボルトでもまた外れるかもしれない。
クランクを換えようかとも思ったけれど、なかなか丁度良い物が見つからない。
ROTOR、SRAM、WHITEを調べてみたり、代理店に当い合わせたりしたけど、結局今のROTORはフロントシングルCX想定で、購入時の選択としてはベストとなり、実際に何の不満もない。
●真因
ここで、何故、純正のチェーンリングだと問題がないのかを再度整理してみました。
すると気づいたことが。
違いはチェーンリングの厚さではなく、ボルトを付ける穴が沈頭(ボルトの頭が収まるようになっている)かどうかでは。
左ROTOR、右wolftooth。
wolftoothは沈頭していない分ボルトが奥まで入らず、ネジ山を喰えていないのでは。
ということはボルト穴が沈頭しているチェーンリングに替えれば良いはず。
沈頭しているチェーンリングでナローワイドのモノというと・・。
と思い、前から気になっていたAARNのチェーンリングが候補に上がったのですが、24200円は僕にはちと高価すぎる。。(メーカーサイトでも175ドルでした。値上げしたのかな?以前は日本で18000円位だった気が。)
では・・・。
散々調べたところROTORでも真円のチェーンリングがあり、実際に世界選手権で使用した選手がいることを知りました。これだ!
なにぶん古い規格(5アーム)なのでなかなか販売されておらず苦労しました。
中華サイトで50ドルで販売されていたのだけど、決済後に発送されない。paypal経由でクレームを入れ事なきを得て、結局下記で購入しました。
送料が高かったのでサポートに相談したら、担当のシンシアさんが返事をくれ、配送用の箱を小さいモノに替えることで送料を下げてもらえました。海外サイトはわりと融通がききます。
(めっちゃラフなやりとりです。
『お前のサイトは最高だ!けど送料が高いよ。ディスカウントしてくれ』とメールしたら、
上記のシンシアさんから『とっととオーダーせい。こっちでよろしくやっとくよ』と良い仕事をしてくれました)
ROTOR 『3D+ CX1』+『noQ CX』
さすが純正。ボルトがピッタリと収まります。
これならボルトのネジ山をしっかり喰う・・はずです。
これでロードやCX的な遊びは問題ないはずだし、固定ギアでもスキッドをガンガンやらなかったら問題はないはず。
マニアックな問題なだけに、選択肢はあるけど悩みました。そして色々試した際に配送待ちで律速し、結果3か月くらい悩みました。けれど自分にとって納得感のある解にたどり着いて良かった。